昆虫の森シリーズ ナナフシの七不思議
この季節、森のなかではナナフシ(七節)がイッパイです。
まさに擬態する昆虫の代表格ですね。
うまいこと木の枝や草のつるに似せています。
あまり知られていませんが、七節は脱皮しながら大きくなって行くのです。
また、敵に襲われた際に自ら脚を切り離す「自切」を行います。
トカゲの尻尾切りと同じで足を囮にして自らが逃げるための知恵ですね。
幼虫は脱皮しながら成長しますが、何度か脱皮する内に切れた足が再生するそうです。
ただ、成虫になってから切った足は、もはや脱皮しませんので元に戻る事はありません。
このため前足が失われた5本足個体をよく見かけますよ。